移住生活

【セブ島教育移住】〜住まい探し〜

2023年4月からセブ島に家族4人でプチ教育移住しています。
『まずやるべき事は家探しから!』
という事で、たくさんの日本の仲介業者さんがいますが、
なるべく費用を抑えたい事もあり、結果的に我が家は自力で探し出しました。

約1ヶ月かかり、想像以上に大変だった…。

今回はその経験を記載したいと思います。
自力で物件探しされる方の参考になれば幸いです。

妻と私の家賃予算の大きなズレ

まずは何といっても夫婦間で家賃の予算に対するズレが大きいことが問題でした。
希望や期待が膨らむ新興国生活。
私自身、日本人の所得であれば、安くて、清潔、安全、広い、ジムやプールがついて充実、ヤヤさんを雇って子育てストレスから解放される!!
という贅沢三昧の夢のような生活が出来る!と少し期待していました。

が、現実は大きく違っていた。。。

何といっても、セブ中心部の家賃は安くない💦
円安による影響もあるかもしれませんが、とにかく高い。
日本と比較してしまうと、とてもじゃないけど費用対効果が合わない。

がしかし、『せっかく勇気を持って1年休職をしたんだから、少し無理をしてでもリッチなところに思い切って住みたい!』というのが私の希望でした。

一方、『貯蓄を切り崩して生活する、不測の支出もあるかもしれない、学費も値上がりしているので、日本よりも安い家賃にしたい。』

と考えており、贅沢したい私節約したい妻の溝がなかなか埋まらない状況で、お互いの妥協が出来そうな、希望に合いそうな物件をネットで探す毎日でした。

唯一同意見だったのは『水回りなど清潔感のある部屋が良い。』という事でした。

しかし、AirBnBで泊まる部屋はどこも、フィリピン流、とにかく汚い部屋が多く、
“清潔感ある家”とはほど遠い部屋ばかりでした。
照明は蛍光灯で暗い。冷蔵庫は小さい。埃だらけ。キッチンの引出からGが。シャワールームに蟻。などなど、挙げたらキリがないくらい。
日本では、都内で築30年のマンションに住んでいましたが、
そっちの方が清潔感があり住みやすかった・・・。

日本人のエージェントに話を聞くと、『日本人の場合は清潔感などを求めるので、家族の場合最低6万ペソ位からですね~。』とのこと。15万円位から・・・東京と全然変わらない。

清潔感のない部屋に仮住まいしながら物件を探す毎日。
あっという間に3週間が経ち、お互い妥協し、
何とか2BR45,000ペソ27階の物件を契約する事になりました。

1日に何件も見て回るのは至難の業

日本のエージェント使い、費用を払えば
1日に何件も見て回る事が出来るのかもしれませんが、
とある日本のサイトで物件予約をお願いしても
1日につき1件しか案内していただけそうもない感じでした。

日本の賃貸とはシステムが大きく異なります。
フィリピンの不動産の詳しいところまでは分かりませんが、
以下、あくまでの私の個人的な経験談です。

フィリピンの不動産屋は日本と違い、1つの部屋に1人のオーナーがいて、
そのオーナーが管理の依頼をしているエージェントに連絡を取り、
そのエージェントに部屋を見せてもらう
という様な感じでした。

日本のような不動産屋に行き、気になる物件を1日に5件も10件も
車で見て回るという事は出来ないのです。
イメージ的にはエージェントが個人事業主で、
扱う物件はオーナーに頼まれた物件数だけ。
同じコンドの空いている別の部屋を見たいと言っても
別のエージェントに連絡しないといけないので、
日本の様にスムーズには行きません。

また、エージェントもフィリピン人ですから、
早いレスポンスも期待出来ず、いつ返事が来るのか・・・
と、ただただ虚しく時間だけ過ぎる日もありました。
(エージェントも人に寄ります。レスポンスの早い人と遅い人の差が激しい。)
日本のような不動産屋がある訳ではないので、気をつけてください。

それから、交通渋滞も大変です。時間帯やタイミングにも寄ると思いますが
セブの渋滞はひどい。全く動きません。
仮に午前と午後とアポを入れる事が出来たとしても予定通りに行くかは?です。

タクシー移動でもとにかく暑い。クーラーの効き目が悪いタクシーも多いですし、
暑さで何かと体力を奪われます。物件探しは気力と体力勝負です。

我が家はrentpadLamdiで物件を探し、
気に入った部屋のページに書いてあるエージェントに
メールでコンタクトを取り、内見しました。

入居を決めたものの恐怖でキャンセル

何とか苦労して決めた2BR45,000ペソ27階の物件でしたが、
なんと契約日の前日に近所の建設中のコンドミニアムで屋上から火災が発生!!

消防車がたくさん出動していましたが、超高層マンションの為、
消防士も為す術なく呆然と火災を見ているのみ。
しまいには火災が下階まで広がって、2日間黒い煙が出続けるという状況でした。
(日本なら消防ヘリが飛ぶでしょうけど・・・ここはフィリピン。)

渡航前にベトナム駐在していた友人に
20階以上のコンドには住まない方が良いとアドバイスをもらっていた事を思い出し
急に火災の心配や地震など災害への恐怖が襲いかかり、夜寝付けなくなり、
翌日の契約日に急遽契約をキャンセルする事にしました。

あのアドバイスは『こういう事だったのか・・・』と、
火災の中、27階から子供を抱えて地上に降りるのは到底出来ることではない
とにかく恐ろしくなってしまいキャンセルしました。
新興国といえども、高層コンドの安全性は問題ないとは思いますが、
消防ヘリが飛ばない現実を見ていると・・・・・・恐怖でしかなかったです。

     27階の部屋からの景色

家探し難民

また家探しが振り出しに。家族全員ストレスで辛くなり、口数も減り、、、
このままではダメだと思いながらも、ただただ時間が過ぎていく。
スムーズに業者が動いてくれないストレス。
私もわがまま言ってられる状況でもないし、
清潔感だけあればどこでも良い!と思っていました。
妻も家賃の妥協は仕方ないと思うようになっていったようです。

ネットでいくつか物件を見てエージェントに連絡を取り、
そのうちの1件が明後日の午前中なら内見が可能。
オーナーも来ると返事があり内見することに。
1BRで狭いですが、わがまま言ってられる状況ではない。
とにかく早く決めて落ち着きたい、その一心でした。

素晴らしいオーナーとの出会い・初期費用について

当日、そのコンドに行くと、白人の大柄な男性が。
なんとアメリカ人で、フィリピン人の奥さんと結婚し、こちらに住んでいる方でした。
オーナー、エージェント、オーナーの奥さんと子供、
オーナーの会社の従業員と私たち、大勢で内見を開始。

部屋に入った瞬間に『キレイ!!泣』と心の中で感動していました。
入った瞬間に『決め』と。とにかく綺麗。あらゆる隙間がパテで埋められており、
外から害虫が入らないようにされていたり、キッチンには手元が見られるように
照明があったり。冷蔵庫も大きい。洗面所も色々モノを置ける。これで30,000ペソ。

オーナーが『フィリピンの住居は住みにくい』と言っていました。
『アメリカや日本では違法のような事がフィリピンでは普通だったり』
とソフト面をあまりこだわらないフィリピンの住居は
なかなか使い勝手が悪くストレスを感じているようでした。

『困ったことがあればすぐに対処するので、直接連絡をして』と言って下さり、
実際に様々な不具合に迅速に対応してくれます。
一般的なフィリピン人オーナーでは時間がかかりそうな事も
早急に対応してもらえるので、とても助かっています。
『自分の物件を使い易く維持管理するのは自分の役目だ』的な事を仰っていました!
カッコイイ~!!

【初期費用】下記2点以外何も費用はかかっていません。
・家賃3ヶ月分のデポジット90,000ペソ
・翌月1ヶ月分の家賃30,000ペソ
デポジットについて:1年契約ですが、仮に1年未満で退去する場合は、デポジットの放棄が必要になります。あとは敷金と同じようなイメージかなと思います。

※以前にも日本人に物件を貸した事があるそうですが、
『日本人はとてもキレイに使ってくれるので非常にありがたい』と言っていました。

まとめ

・自力での物件探しは気力と体力勝負。
・ネットでエージェントに連絡(英語が不安でもメールだと少し安心)。
・フィリピンの物件の良し悪しはオーナー次第!!
・内見は1日2件が限界。実質1件!!
※1件だけでも移動やストレスで疲れます。
そもそも2人のエージェントと同日に約束しても
エージェントが遅刻をするのを考えるとやはり実質1件かなと思います。

色々、夫婦間で詳細まですり合わせて来なかった為、
家が決まるまで丸々1ヶ月かかってしまいました。

お金を払えば、良いところに住めるし、色々物件を見て回れると思いますが、
探すだけでそれなりのコストがかかると思います。
また、お金を出したから絶対という感じでもなさそうです。
やはりオーナー次第かなと思います!

今となっては大変だったけど、親切なオーナーと綺麗な部屋、
設備も充実したコンドに当初予算よりも安く住めているので、
満足しています。初めての外国での家探しも非常に良い経験でした。

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